初めから解ける数学1・A問題集(マセマ)の詳細レビュー

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目次と改訂情報

書名 発刊日
レビュー
【新課程】初めから解ける数学Ⅰ・A問題集
(2022年4月以降に入学した高校生が対象)
2022/01
初めから解ける数学Ⅰ・A問題集 改訂6 2021/12

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◆目次

第1章 数と式

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題1~20)・公式の復習

 

第2章 集合と論理

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題21~38)・公式の復習

 

第3章 2次関数

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題39~57)・公式の復習

 

第4章 図形と計量

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題58~72)・公式の復習

 

第5章 データの分析

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題73~85)・公式の復習

 

第6章 場合の数と確率

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題86~107)・公式の復習

 

第7章 整数の性質

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題108~125)・公式の復習

 

第8章 図形の性質

公式&解法パターン
初めからトライ!(問題126~140)・公式の復習

 

(2014年6月初版、2015年1月[第3刷]の目次より)

 

◆改訂情報

「初めから解ける数学Ⅰ・A問題集 」では、改訂1で「メネラウスの定理」と「三角形の面積比」の問題、改訂2で「2次関数の最大・最小問題(カニ歩き&場合分けの問題)」、改訂3で「合同式におる曜日の決定の補充問題」、改訂4で「特殊な場合の共分散と相関係数の補充問題」、改訂5・6で「三角比の図形への応用の補充問題」が追加されています。

 

 

 

詳細レビュー

マセマの「初めから解ける数学Ⅰ・A問題集」は、同社の「初めから始める数学Ⅰ」「初めから始める数学A」に準拠した問題集です。まえがきには、「『初めから始める数学Ⅰ』、『同数学A』で培った実力を、着実に定着させ、さらに多少の応用力も身に付けることができるように配慮して作成しました」と書かれています。

 

実際、「初めから解ける数学Ⅰ・A問題集」には、全部で140題の問題が掲載されていますが、いずれも基本的で重要な問題のみが集められています。各単元の重要ポイントをマスターし、公式を使いこなせるようになるために必要な問題で構成されています。従って、本書は受験対策用の問題集としてではなく、学校の定期試験や本格的な受験勉強に入る前の準備学習用問題集として利用すると良いでしょう。

 

既に、同社の「初めから始める数学Ⅰ」や「初めから始める数学A」を学習された方なら、そこで学んだ知識が確実に定着しているかどうかを確認するのにもってこいの問題集となっています。勿論、この問題集だけでも演習型参考書として利用できますが、「初めから始める数学」シリーズと併用することで確実に学習効果が上がるでしょう。

 

本書の構成は、まず各章の冒頭に「公式と解法パターン」として、4~6ページに渡ってその単元の重要ポイントがまとめられています。その後、問題とヒント、解答&解説という流れになります。そして、最後にその単元の公式がまとめられています。また、「初めから始める数学」シリーズと同様に、各問題には3回分のチェックをつける欄が設けられています。

 

本書は一般的な問題集のように、最初に問題がずらっと並んで、最後に解答&解説が掲載されているパターンではありません。敢えて言えば、数研出版の「チャート式数学」の例題と指針、解答の構成がこれに似ているでしょう。各問題に対して、すぐ下にわかりやすい解答&解説が掲載されています。

 

「初めから始める数学」シリーズの課題でもあった練習問題が少ないという問題が、この問題集の出版によって幾分なりとも解決されたと言えるでしょう。こうした基礎問題集を繰り返し学習することで、基礎知識の定着と基本公式の使い方がマスターできると思います。ただし、受験対策としては、さらにレベルの高い参考書や問題集に取り組む必要があります。

 

(2014年6月初版、2015年1月[第3刷]に対するレビュー)

 

書名 発刊日
レビュー
【新課程】初めから解ける数学Ⅰ・A問題集
(2022年4月以降に入学した高校生が対象)
2022/01
初めから解ける数学Ⅰ・A問題集 改訂6 2021/12

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