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「大学への数学 1対1対応の演習」シリーズ(東京出版)
東京出版から出ている「大学への数学 1対1対応の演習」シリーズは、数研出版の青チャートと共に、難関大学を目指す受験生にとって人気の高いシリーズとなっています。基礎的な問題は少なく、入試標準レベルの問題が中心となっているので、入試を見据えた演習型の網羅型参考書だとも言えるでしょう。分野別参考書のページで取り上げた「坂田アキラの理系シリーズ」と対極にある、無駄を省いたシンプルでぎっしり詰まったな紙面構成が特徴です。
本シリーズのまえがきに、問題のレベルについても書かれています。まず、水準以上の大学で出題される10題を易しいものから順に1、2、3、…、10として、以下のようにランク分けします。
1~5の問題……A(基本)
6~7の問題……B(標準)
8~9の問題……C(発展)
10の問題………D(難問)
このランク分けに基づくと、「大学への数学 1対1対応の演習」シリーズの問題は、3~8程度(A~C)に分類されます。特に中心となる問題は、4~7程度(A~B)になります。東京出版の他の書籍と比較すると、最も簡単なのが「入試数学基礎演習」で、その次にくるのが本シリーズ「1対1対応の演習」、続いて、「新数学スタンダード演習」、「新数学演習」の順にレベルが上がってきます。
一方、「入試の標準問題を確実に解ける力」が目標の『1対1対応の演習』シリーズに対して、その前段階レベルとして、「教科書レベルから入試基本レベルへの橋渡し」を目的とした姉妹版「プレ1対1シリーズ」も出版されています。
◆大学への数学 1対1対応の演習
表紙 | 書名 | 発刊日 レビュー |
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1対1対応の演習/数学1 新訂版 | 2012/03 詳細レビュー | |
1対1対応の演習/数学A 新訂版 | 2012/03 詳細レビュー | |
1対1対応の演習/数学II 新訂版 | 2013/03 詳細レビュー | |
1対1対応の演習/数学B 新訂版 | 2013/03 詳細レビュー | |
1対1対応の演習/数学3 曲線・複素数編 | 2014/04 | |
1対1対応の演習/数学3 微積分編 | 2014/02 |
◆大学への数学 プレ1対1対応の演習
表紙 | 書名 | 発刊日 |
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プレ1対1対応の演習/数学1 | 2016/03 | |
プレ1対1対応の演習/数学A | 2016/03 | |
プレ1対1対応の演習/数学2 | 2017/04 | |
プレ1対1対応の演習/数学B | 2018/02 |